中学校入学式 PTA祝辞
地元の中学校で9日に盛大に入学式が行われました。
私自身の出身校でもあり、息子も大変お世話になっています。
真新しい制服に身を包んだかわいい新入生94名が入学されました。
お父さん、お母さんの感激している姿を見て
私自身も2年前に息子の入学式に参加した時を思い出しました。
PTA会長として壇上に上がらせていただきまして新入生達にお祝いの御言葉を読ませていただき、とても貴重な経験をさせていただきました。
先生、役員さん、保護者様、関係者の方々、本当に有り難う御座いました。
【祝辞】
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
~中学校は3つの小学校が集まっていますので、今はまだ顔も名前も知らない人がいると思います。
ワクワクしているのと同時に、友達ができるのか?勉強についていけるか?と、不安もあるのではないでしょうか。
でもきっと、隣にいる人も同じ気持ちです。
自分から進んで声をかけて友達になりましょう。
ここ~町には、有名な多胡碑があります。
多胡碑記念館とともに、私たちには馴染みのあるところですが、日本の歴史の謎が隠されていると言っても言い過ぎではないほど、とても古く、たいへん貴重な石碑です。
特に書道に関して、専門家から注目されています。
そんな多胡碑のある地域に住んでいるみなさんには、正しい日本語を使い、美しい字を書き、歴史に興味を持っていただきたいなと思います。
中学校では、テストや習う科目が増えますし、勉強内容も難しくなります。
苦手な科目はつまらないし難しく感じて、勉強がイヤだなと思うこともあるかもしれません。
でも、知識が増えるほどいろんなことに興味が沸いて、人生が豊かになります。
ぜひ楽しみながら勉強してくださいね。
苦手なことを克服することも大切ですが、逆に好きなことや得意なことの才能を伸ばしてほしいとも思います。
テニスが楽しいとか、英語がおもしろいとか、絵を描くのが好きとか何でもかまいません。
好きなことや得意なことは楽しいし、夢中になります。
夢中になれれば、自然と上達していきます。
将来、役に立つこともあるかもしれません。
ぜひ好きなこと・得意なことを身につけましょう。
また多胡碑の話になりますが、多胡碑は、昨年秋「世界の記憶」に登録されたことをきっかけに世間の関心を集めています。
ふとしたきっかけで、あるいは視点を変えるだけで、印象が良くなるといういい例ではないでしょうか。
もしかすると苦手だなと思う友達や先生がいるかもしれませんが、誰もが必ずいいところを持っているので、ちょっと見る目を変えてその人のいいところを探してみてください。
案外、仲良くなれるかもしれませんよ。
授業や学校行事の中でも、先生や友達と一緒に過ごす中でも、たくさんのことを学べます。
中学での経験がきっかけで将来の道が決まってくるかもしれません。
楽しく、充実した毎日を送ってください。
ご家族のみなさまにも、心からお祝い申し上げます。
中学生になると、子どもたちの環境や心境も変化していきます。
ご家族の方もその変化に思い悩むこともあるかもしれませんが、子どもさんに寄り添い、応援してあげてください。
PTA活動へもご協力いただきますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。
新入生のみなさん、保護者のみなさま、~中学校での3年間が実り多きものになるよう祈っております。